緑内障 視神経 再生

緑内障における視神経の再生について

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緑内障における視神経の再生について

緑内障は日本人の中途失明の原因で最も多い眼病です。

 

わたし達日本人の中で、中途失明してしまう方は年間10万人にも上っていて、
その中で5人に1人(20%)は、緑内障が原因で失明しています。

 

こういったことから、緑内障での中途失明の視神経再生が研究され続けていましたが
緑内障の視神経の再生については今のところ確実に再生できるという確証を得られている情報はありません。

 

ただし、前述の通り緑内障は日本人の失明原因では5人に1人にまで及んでいます。

 

緑内障の原因は眼球本体のゼリー状の物体のガラス体が変形して行く事によって
視神経が網膜から剥離して行く事が直接の原因で、それによって眼圧が高まって行く事で少しづつ進行して行きます。

 

緑内障にかかると視野欠損(視界の一部が黒く塗りつぶされたようになり、その部分が見えない。)が現れるのですが、
そこまで症状が進行してしまうと視神経の再生は難しいというのが現段階での統一見解となっています。

 

2010年にアメリカの研究機関によって発表された視神経再生の研究データで
Dock3という新しく開発された遺伝子を持たせたマウスで視神経の再生が認められた事が発表されています。

 

ただし、これはまだまだ、マウスを使った動物実験の段階であり、現状ではまだ人間のわたし達が受けられる治療ではなさそうです。
こうなると、3年前に日本人でノーベル賞を受賞している
山中教授のIPS細胞での治療くらいしか可能性がない(2017年現時点では)と言わざるを得ないでしょう。

 

したがって視野欠損まで症状が進行してしまう前に発見して、
その段階で眼圧を適正値まで戻す事が進行を遅らせる最善の策という事になります。

 

また、緑内障と診断されていたとしても視野欠損がすすんでしまう前なら回復は充分に望めると言われているんです。

 

一部の眼科医が独自で進めた検証の結果によると、ブルーベリーサプリメントに含まれるルテインが眼圧の抑制に効果的だったとのデータもあるのですが、10人のうち8人に該当する効果が現れたそうです。
しかし臨床データとしては圧倒的にデータ量が少ないのも事実で、緑内障の眼圧上昇の抑制にルテインが必ず効果があると言い切れるだけの確証は得られていないと言わざるを得ません。

 

しかしルテイン自体は厚生労働省のデータによると一日6mg以上摂取しても副作用などの害は起こらない事が実証されているので、緑内障の症状進行を抑制すると信じて飲む事は悪い事ではないと思われます。

 

ちなみに緑内障と加齢黄斑変性症の研究が世界で最も進んでいるアメリカでは、
普段からルテインが20mg以上含有されたサプリメントを飲んでいると緑内障の症状の基準である眼圧の低下が認められています。

 

また、緑内障の予防という意味では、ルテインを15mg以上含有のサプリメントを飲み続けることで
緑内障のリスクが70%近く削減できているというデータもあります。

 

こういった事実から、アメリカではルテインサプリの品質に『フローラグロー』という規格を設けていて
近所のドラッグストアで販売されているものもフローラグロー規格のルテイン含有サプリは人気商品となっています。

 

日本では、芸能人の大桃美代子さんが、緑内障ではありませんが若年性白内障の診断を受けて
2014年に人口レンズを入れる手術を受けています。

 

その後に抗酸化作用の高いルテイン配合サプリメントをとりいれることを勧められて
現在では、サプリメントではありませんが、ゼリー状の分包スティックでどこでも食べられるルテイン40mg配合の『朝のルテイン&プラセンタ』という商品を使っておられます。

 

緑内障や白内障は失明のリスクを負ってしまう眼病ですから、しっかり予防して行きたいものですね。