ブルーベリーが眼精疲労に“効く”と言われる理由
眼精疲労は本当に辛いものです。
まだまだ仕事が山積みなのに、目の奥がジンジンして、頭痛や肩こりも酷く、とても仕事に集中できる状態ではなくなってしまう。
また、仕事の最後の1時間がとてつもなく「長く感じる」といった感覚に襲われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
眼科に行くと、眼精疲労対策の目薬などを処方してくれるところもありますが、そういった目薬を使っても、一時的には症状が改善されても、疲れてくるとまた同じ事の繰り返し・・・
根本的に眼精疲労に悩まされないための方法として、ブルーベリーが良いというイメージを持っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、ブルーベリーの何がどう眼精疲労に効果的なのかを知っておく事も大切なんです。
眼精疲労を解消に役立つ成分を知っていれば、サプリメントを選ぶ時に自分に最適なサプリを選ぶ事ができるのではないかと思います。
ブルーベリーは眼精疲労にどういいの?
ブルーベリーは眼精疲労に良いと言われていますが、それはアントシアニンというポリフェノールの働きが眼精疲労の原因になる視界のボヤケに直結する網膜の神経伝達物質ロドプシンの再合成を助けてくれるからです。
具体的にどんな働きなのかというと、ロドプシンは網膜の中にあるタンパク質の一種なのですが、網膜に光が当たると、その光を電気信号に変換して脳に伝えます。
その時にロドプシンは視神経を通過するために分解されます。
ですが、光は次々と網膜に届けられます。
それらをすべて自分自身が分解される事で脳に信号を伝えているので、再合成が遅れてしまいがちになるんです。
それが、視界のボヤケやかすみがかかったような物の見え方になり、目が疲れて眼精疲労の原因になってしまいます。
そんなロドプシンの再合成を助けてくれるのが、ブルーベリーに含まれているアントシアニンなんですね。
第二次大戦中にイギリス空軍のパイロットがドイツ空軍の戦闘機と空中戦になった際にブルーベリーをたっぷり食べた(ジャムとしてパンに塗って)パイロットの空中戦の敵機撃墜率が非常に高かったそうです。
ブルーベリーサプリメントで眼精疲労を回復すると言われますが、ブルーベリーサプリメントの何が眼精疲労の軽減に効果的なのかは意外と知られていないようです。
結果として眼精疲労の回復なんて出来ないじゃないか!なんていう事がないようにしっかりとブルーベリーサプリメントの効果を理解したいですね。
その前にそもそも眼精疲労とはなんぞや?と云うのを理解する必要もありそうですが。。。
そもそも眼精疲労とは・・・
医学的には眼精疲労は、肩こりや頭痛、さらには目のかすみなどが休憩を取っても和らぐことがない状態を指します。
ちなみに休憩を取れば回復する疲れは眼疲労と言います。
こちらはマッサージや冷却、もしくは逆に温めるなどの変化や弱い刺激を与える事によって回復される目の疲れです。
先ほどの空軍パイロットの話でもありましたが、視界が改善されると根本的に何かを視る時に目を細めたり意識を集中する必要がなくなるので、眼精疲労の回復と云うよりも予防に効果があると言えるかもしれませんね。
それと、アントシアニンは本来、植物が紫外線から身を守るために蓄える成分なので、パソコン画面などの光(紫外線を発しています。)から目を保護できると言えます。
紫外線から瞳を守ってあげる効果的なサプリメントなら眼精疲労に悩まされる事もなくなるのではないでしょうか。
眼精疲労は、普段の生活で瞳が受けたダメージが痛みや疲れになって表面化するものなので、ダメージからいかに目を守ってあげるかが大切という事なんですね。
目の奥がジンジンしてくるような痛みを感じるのであれば、パソコン画面の光(ブルーライト)から目を守ってあげないと根本原因の解消にはなりません。
その上で、目を凝らして見なければならないような細かい数字管理のような仕事をされていて視界のぼやけやかすみが気になるならアントシアニンも必要という事になります。
空調などの理由で目が乾いてしまうドライアイも併せて悩んでおられるなら、アスタキサンチンとルテインは有効な成分です。
このように自分の眼精疲労の症状にあわせたブルーベリーサプリメント選びができると眼精疲労の解消には効果的です。
ブルーベリーの栄養素を眼精疲労や目のかすみ・ボヤケの改善に役立てるための正しい選び方をしたいものですね。