目に良い食材はブルーベリーだけじゃない?カシスの働きと効果
目に良い食材と言えば真っ先に思いつくのがサプリメントの代名詞にもなっているブルーベリーですが、実は、ある研究結果によるとカシスの方がもっと良い効果が期待できるのだそうです。
そこでこのページでは目に良い食材とされているブルーベリーよりもカシスが上回っている根拠についてみていきたいと思います。
なぜブルーベリーよりもカシスの方が良いのか
ブルーベリーについて良く持ち出される逸話として第二次大戦中のイギリス空軍のパイロットにブルーベリージャムをたっぷり塗ったトーストを食べさせたら敵機の撃墜率が上がったという話ですが、実は暗視力の改善効果はカシスの方が適しているとの事です。
その研究結果は、ある眼科医の方によるものらしいのですが、その方のお話では、暗視力の改善効果もさることながら、緑内障(視野欠損が生じて最悪の場合失明に至る眼病)の患者にカシスエキスを半年に渡って投与したところ緑内障患者の視野欠損の症状の進行・悪化が抑えられたのだそうです。
緑内障は、網膜から視神経につながっている血管の剥離と裂傷によって、通常ならばどんどん視野欠損が広がって行ってしまうものなのですが、それを抑制する事が出来たのだそうです。
ちなみにカシスには特別な成分が含まれている訳ではなく、ブルーベリーと同じくアントシアニンが含まれているのですが、どういう訳かカシスの方が緑内障患者の方には良かったそうです。ちなみに実験は10人の緑内障患者の方を対象にした実験で、そのすべてに於いて症状進行が抑制されたのだそうです。
これは、そのメカニズムまでは解明されてはいないものの、それが実験で証明されたという事は、カシスが目に良い食材であると結論付ける事ができるのではないでしょうか。
ブルーベリーとカシスの成分の違い
先程の段落でもお伝えしたように、カシス味もブルーベリーと同じくアントシアニンが含まれているため、目のトラブル改善に良いのは間違いないでしょう
ただその他の成分について見てみると、それぞれ違いがあることがわかります。
例えば過失についてはブルーベリーに比べると圧倒的にビタミンやミネラルの配合量が多いんです。
その一方で逆にブルーベリーには葉酸が豊富に含まれており、カシスにはほとんど含まれていないと言われています。
この点で見ると妊娠中の方や授乳中の方が選ぶならブルーベリーの方が葉酸が取れるという点でオススメかも知れませんね。
また、目のトラブルの改善に用いられるアントシアニンについては、ブルーベリーよりもカシスの方が若干多いといわれています。
ブルーベリーよりもカシスの方が信頼度が高い?!
目のトラブル改善に良いと言われているアントシアニンは、どちらかというとブルーベリーから取れるものとして知名度が高いですが、実際にアントシアニンの研究ではカシスで行うことが圧倒的に多いそうです。
というのも、アントシアニンの中にもさらに細かく分けるとたくさんの種類があるのですが、ブルーベリーに含まれるアントシアニンには種類が豊富に存在し、その一方でカシスに含まれているアントシアニンは種類が極端に少ないため、実験で使う食べ物としてはブルーベリーよりもカシスの方が成分の効果効能を特定しやすいというメリットがあります。
この点を見ると、アントシアニンから得られる効果効能については、どちらかというとカシスの方が信憑性が高いとも考えられますね。
効果の持続時間もカシスの方が上
アントシアニンによる成分効果にはもちろん持続時間が限られてきます。私たちとしてはできれば持続性が高い方を選びたいですよね。
ブルーベリーとカシスで効果効能を比べると、カシスの方が効果の持続時間が良いと言われているんです。
これについてはカシスに入っているルチノシドという成分を含むアントシアニンの特徴であることが実験結果でわかっているそうです。なお、ブルーベリーはルチノシドを含むアントシアニン思っていないため、効果の持続時間がカシスよりも低いと考えられているんです。
同じアントシアニンでもどの食べ物から摂取するかによって効果の持続性が違ってくるというのは意外です。
まとめ
このページではブルーベリーとカシスの成分の違いについて見てきました。
話の流れとして様々な面でカシスの方が上回っていることがわかりましたが、決してブルーベリーがレベルが低い食べ物というわけではありません。
ブルーベリーにはブルーベリーの良さがあり、カシスにはないメリットも多く兼ね備えています。
それについてはここでご紹介した通りですが、今後ブルーベリーかカシスを選ぶ場面がある際は、目に対する効果を求める際はカシスを選ぶと良いかもしれませんね。