加齢黄斑変性ってどんな病気?

加齢黄斑変性ってどんな病気?

記事内に広告を含む場合があります

加齢黄斑変性ってどんな病気?

加齢黄斑変性とは、眼球の奥にある網膜の中心部に
景色を捉えることができない部分が出来てしまう病気です。
原因は後ほどご紹介しますが、
物の見え方が中心部、つまり一番みたい部分が
見えなくなったり文字が読めなくなってしまいます。
また、日本ではまだメディアでも取り上げられる機会が少なくご存じない方も多いのですが、
実は、世界規模でみると中途失明の原因となる眼病では第3位の位置にいる恐ろしい病気です。

 

そんな加齢黄斑変性ですが、実は私たちにとって身近なある
栄養素を継続的に摂取することでその目の病気の
発症予防することにつながると言われているんです。
この記事ではそういった部分も踏まえて、
その栄養素の正体や効率の良い摂取方法についてもお話ししていきます。

 

加齢黄斑変性症の原因と仕組み

加齢黄斑変性症と言う病気は目の奥の網膜の中心にある直径2ミリほどの黄斑部と言うところが
機能低下を起こしてしまうことで起こります。
それによって見え方自体は、景色の中心部が欠損して見えることになるのです。

 

加齢黄斑変性症には2種類あります。
2つの形とは…

  • 萎縮型(いしゅくがた)
  • 滲出型(しんしゅつがた)

日本人では滲出型の方が圧倒的に多く、
その理由は後ほどご紹介する予防の部分を読んで頂けると納得できるかと思います。

 

この滲出型の加齢黄斑変性症とは、下記の6つの段階を経て起こります。

  1. 高血圧や高血糖などの血液の質の低下
  2. 網膜の新陳代謝のための栄養が受け取れなくなる(血液の質が落ちているため)
  3. 網膜に脈絡新生血管(本来の場所と関係のない“非常にもろい血管”が出来てしまう)
  4. 網膜がゆがんでしまう“萎縮”も起こってしまう(萎縮型はこちら)
  5. 滲出したり破裂した血管で血液の成分が滲んで網膜上皮細胞を冒してしまう
  6. 視野欠損や視野のゆがみが起こる

このように、目の奥の非常に小さい部位で細胞レベルで起こってしまう病気ですので、
現在のところ治療するすべがないという恐ろしい病気なんです。

 

また、緑内障と同じような現象が起こるのですがこれがとても怖い現象なのです。
次の段落でその恐ろしさを見てみましょう。
絶対に予防しなければいけない病気であるということがわかっていただけると思います。

 

加齢黄斑変性症の恐ろしさ

加齢黄斑変性症は、両眼同時に同じところが起こるということが
ほとんどないため、実は恐ろしいことが起こってしまうんです。

 

具体的には、例えば右目だけが黄斑変性にかかっていた場合、
左目が健康な状態ならば、左目で見えている景色が脳に情報を補ってしまうため、
右目で視野欠損が起きている事に気づかないということになってしまうんです。

 

これは、緑内障の視野欠損でも起こる事なのですが、非常に恐ろしいことです。
病気の進行に気づくことができないわけですから・・・
そのため、加齢黄斑変性症は『片目で見ると気づく病気』とも言われています。

 

もし疲れ目や視力低下が酷いと思ったら、片目で景色を見てみると病変に早く気づくことができます。
また、先ほど治療は不可能と言いましたが、手術などでの取り除いたりするのは不可能という意味で、
新陳代謝がしっかり行われる『網膜にとっての良い状態』を
保つことができれば、少しずつ改善して行く病気とも言われています。

 

華麗黄斑変性症を予防するためには?

華麗黄斑変性症を予防するには、網膜の奥で
起こっている新生血管の破裂などの血流異常を起こさせない事が大切です。
そのためには、血液の質を良い状態に保っておかなければいけません。
血液の質を良い状態に保つというのは血糖値を
上げすぎないことや普段の食生活で塩分を摂り過ぎないことによって
高血圧にならないようにすることなど、普段の食生活の中から注意することが大切です。

 

またもう一つの方法としては血液の質を良い状態に
保つためにということともうひとつ目の奥の網膜の黄斑部を
健康な状態に保つために効果的な成分があるのですが、
それをこまめに摂取するということです。

 

その成分とは「ルテイン」です。

 

ルテインについての説明は、他のページでしっかりと特集していますのでそちらをご覧いただくのが1番良いかと思います。
ルテインの食事の取り方やサプリメントを利用する際に注意したほうがよい点などおそのページではまとめてあります。

 

ルテインの効果や摂り方|目の病気予防に役立てるコツ

 

食事以外でできることは?

さらに、加齢黄斑変性の一番の原因として挙げられているものに、喫煙があります。
喫煙は肺がんなど呼吸器系の疾病の原因になるだけではなく
様々な体内環境の悪化を招くと言われているので、
できる事なら喫煙はやめた方が良いですね。

 

食生活に於いては、抗酸化物質と亜鉛の摂取が加齢黄斑変性の予防に役立つと言われています。
抗酸化物質とは、ブルーベリーサプリメントでいうとアスタキサンチンやゼアキサンチンなど
ビタミンE以上の抗酸化力があるものもあるので、それらは効果的な予防策と言えるんですよ。

 

海外で行われた血液に関する実験の驚くべき結果

海外で行われたある実験では、人が怒っていたりイライラしていたり
ネガティブなモードに入っているときは、体の中からいろんな毒素が溢れ出し、
それが人体に影響を及ぼす可能性があるという結果が出たそうです。
人がネガティブスイッチが入っているときに吐く息と言うのは、
たくさんの毒素が含まれており、それをある一定量まで集めて
再び人体に戻すと、それは人を殺めてしまうレベルの毒素の強さになることもわかったそうです。

 

また、人は怒りを覚えると血圧が上がったり、頭に血が昇る。と言ったりしますよね。
体から様々な毒素が溢れ出し、それを血液の流れを使って猛スピードで体中を巡らせていると思うと、すごく怖いですよね。
目の健康に限らずかもしれませんが、健康な状態には健康な血液の状態が必要不可欠です。
食事やサプリメントなどから、血液に良い栄養を継続的に摂取するとともに、精神面でのアプローチも工夫されてみると良いかもしれませんね!

 

参照

 

日本眼科医会 40歳を過ぎたなら知っておきたい黄斑前膜―診断と治療―