ブルーベリーの効能が花粉症の軽減に役立つって本当?
毎年、春先になると、鼻水と鼻づまり、目からは涙、夜寝ていても息苦しく、夜中に何度も起きてしまう・・・
そんな花粉症の症状緩和にブルーベリーのアントシアニンが効果的なのはあまり知られていません。
このページでは、冒頭のような花粉症に悩まされている方にとって朗報でもある、
ブルーベリーの花粉症の症状緩和の効能について特集します!
ブルーベリーの効能についての正しい情報を知って、つらい季節を楽に乗り切りましょう♪
花粉症の原因とブルーベリーの効能
花粉症の原因は、自分自身の体内に存在する免疫細胞のIge抗体という物質が、
ヒスタミンを生成し、それが鼻や口、目といった外部からの花粉の侵入経路から花粉を追い出そうとしてしまう事です。
テレビCMでは、ヒスタミンが目や鼻や口といった粘膜に対して定着する事を
防いで花粉症の症状を緩和する花粉症の市販薬が盛んに宣伝されていますよね。
ですが、そもそもの花粉症の原因は、身体にとって本来は無害である花粉を
『異物侵入!』と判断して、警戒警報を鳴らしてしまうため
ヒスタミンが生成されるわけで、本当の根本原因は誤作動をしてしまう免疫システムの方です。
表面的にヒスタミンの働きを抑えるのも花粉症の症状緩和には有効かも知れませんが、決して根治できるものではありません。
ブルーベリーのアントシアニンには、抗酸化作用によって免疫力が低下して誤作動を起こしてしまう事を防ぐ効果があると言われているんですよ。
この働きによって、ヒスタミンの生成が抑えられ、花粉症の症状が緩和されるという事なんですね。
ちなみに、この根拠はアントシアニンを定期的に摂取させた
マウスの体内でのヒスタミン生成量が60%も減少した研究結果によるものです。
この実験は、アレルギー因子を持つマウスを2グループに分けて、
片方には通常の食事。もう片方にはアントシアニン入り(0.2mg)の食事を与えたところ、
通常の食事を与えたグループでは、アレルギーによって『かきむしり行為』に出たのに対して、
もう片方のアントシアニン入りの食事をさせているグループでは
『かきむしり行為』は出なかった事から、解剖してみた結果、体内のヒスタミン量が60%も低下していたことが判明したものです。
このように、アントシアニンはヒスタミンの放出を抑制する強い効果を持っている事が確認されたんですね。
ブルーベリーに含まれるアントシアニンにヒスタミンを抑制する効果がある事は、このように実験によって裏付けが取れています。
アントシアニンの抗酸化作用を、余分なカロリーを摂らずに摂取できるブルーベリーサプリメントが効果的という根拠がここにあるんですよ。
ただし、ブルーベリーを花粉症の改善のために生食で食べるのは、それなりの“量”を食べないといけません。
というのもブルーベリーの100gあたりに含まれているアントシアニン量は約4~5mgという事だからです。
先ほどご紹介したマウスの試験で、アントシアニン入りのエサのアントシアニン量を
0.2mgとご紹介していますが、人間の場合は体重がマウスの約1万倍なので、生食のブルーベリーで花粉症改善の効果を出そうとすると、計算上では10kg以上のブルーベリーを食べなければいけないことになるからです。
なので、もしブルーベリーのアントシアニンで花粉症改善の効果を得ようとするなら、
同じブルーベリーの仲間であるビルベリーを食べた方が良いでしょう。
というのも、ビルベリーは日本で通常に手に入れられるブルーベリー(栽培種)に比べて約5~6倍のアントシアニン濃度を持っているからです。
しかしながら、ビルベリーはなかなか手に入らない果実です。
北欧のフィンランド、スウェーデン、ベラルーシ、ルーマニア、ブルガリアなどの年間を通して寒く、湿度が低く乾燥した地域でしか自生できないからです。
また、日本では環境がビルベリーにとっては暑すぎることと多湿であるため、栽培することが難しいんですよ。
そのため、ブルーベリーの何倍ものアントシアニンが摂れるビル-ベリーを使ったサプリメントや
同様にアントシアニンがたっぷり摂れるアサイーのサプリメントなどがおすすめです。
ブルーベリーサプリが持つポテンシャル
かなり話がそれてしまいますが、ブルーベリーの効果効能は目の見え方に対することや花粉症に対するものだけではありません。
実はブルーベリーに含まれるアントシアニンにはかなりレベルの高い抗酸化作用が期待されているため私たちの美容や健康にも役立つと言われています。
実際に美容のためのサプリメントや年配の方の健康維持のためのサプリメントなどの成分を見てみると、抗酸化作用を強調しているものが多くあるんです。
ブルーベリーサプリメントの場合はそれをナチュラルに摂取することができるので、かなり幅の広い効果効能を実感できるのではないかと思います。
最近では若い方でも健康のために気をつかっている方が増えてきているように感じますが、そういった方にもブルーベリーサプリメントは選ばれているようです。